昔日への鎮魂歌














 もともと 鬼とは「人外の者」・「人ならぬ力を持つ者」である。
 そこには確かに嫌悪の情や畏怖のこころはあるけれど、はっきりいって、自分達人間に害を与えることさえなければ、何も迫害する必要もない。ひっそりとしていてくれれば、崇め奉っても良しとしていたはずのものである。畏怖と同時に、憧れめいた想いも持っていたのではないのか。昔語りでも、本性を顕すまでは、「この世のものとは思えぬ美しさ」とかいう美辞麗句を冠していることが多い。憎まずに済むものならばそうしたい、という感情を抱くことも稀ではなかったのかもしれない。
 だいたいにおいて、「人外の者」が、人としての欲望を持っていることが理解できない。人の世で生きるための、多少の厚遇は欲するだろうけれど。金銀財宝を欲しがったり、人の世の栄華を求めるのは、やはり人間だと思えるのだが。
 そうすると、百鬼帝国は鬼とはいえ、角があるだけで、実態は人間に過ぎないのではないか。人間をサイボーグ化しただけで、恐竜帝国の爬虫人類と違って種としての根源を違えたものではない。「ヒト種」だ。
 なのに、この不安はなんだろう。相手との科学力の違いによるものだけなのだろうか。百鬼が単に人の脳波を指図しているだけならば解決は早いだろうが、あの科学力。少なくとも地上の科学力ではない。恐竜帝国のように、地球のどこかに隠された科学があったのだろうか。ゲッター線が忽然と人類の手にもたらされたように。そして百鬼は、本当は何を欲しているのだろう。




コン、コン。
 控えめにドアがノックされる。
 「隼人。いいか?」
 ためらいがちにリョウが入ってきた。
 「どうした、リョウ。」
 いつものように静かに応える。感情を滲ませぬ声音。造りものめいた整った容貌からは、哀しみや苦悩の翳は窺えない。
 「?何だ、リョウ。」
 いつも陽気で精悍な顔が、戸惑うように隼人を視る。
 「どうしたリョウ。何かあったか?」
 黙ったままのリョウに、さすがに不審そうな表情を浮かべる。
 「お前・・・・・どうして、平気な振り、してるんだ?」
 「・・・・・・・?・・・・・」
 思いつめた眼で問いかけるリョウに、隼人は答えられない。
 『・・・・?・・・・』
 「隼人、そこまで平気な振りなんてするな!なんで泣かねえんだよ!!」
 堰を切ったように一気に告げたリョウの両眼から涙が溢れた。恨むような、労わるような。
 「・・・・・・・・・」
 困惑した。実際隼人は、リョウがなにを言っているのか解らなかった。何か、俺が泣くことがあっただろうか。

  「いとこだったんだろ、アイツ!」
 睨むように投げつける言葉に、
 『ああ。』
 と、やっと隼人はリョウが何を言いたいのか気がついた。
 魔王鬼-----竜二のことか。



  いとこの竜二が、百鬼帝国の甘言にのって改造され、学生テロ活動時代の仲間だった奴らと 「百鬼獣魔王鬼」となってゲッターロボに戦いを挑んできた。正々堂々と。
 勝利したのはゲッターロボG ライガーだ。だが、竜二の本当の望みはゲッターの破壊ではなく、いとこである隼人が自分の元に帰ってくることだった。そのために、お前のゲッターを倒すと言った。
 「お前に無理強いさせたくはない。」と言った竜二の、全身から溢れる叫び。
 『戻ってきてくれ隼人。俺には、お前が必要だ!』

 昔からそうだった。
 竜二は隼人に付いて回った。
 何事にも労なくしてずば抜けていた隼人についていくには、それ相当の努力をしたことだろう。隼人から見れば、竜二も他の者もたいして差異はなかったが、世間一般の目からすれば、竜二は体格もよく運動能力にも優れ、頭も良かった。比べる相手が悪かっただけだ。そして回りの者たち----家族や親戚----それらよりも誰より、竜二自身が隼人に憧れていた。劣等感を意識するよりも強く、それはすでに、囚われられている、といっていいだろう。隣にいることに安堵し、誇りすら感じた。
 竜二にとって「いとこ」という血縁は、自分と他の者を隔する僥倖だった。もし、自分ではなくほかの人間が隼人と親族であったなら、その者を妬み、呪ったかもしれない。幼いときから間近に接してきた隼人のカリスマ性に、竜二は絡め取られていた。
 
 高校生になって、隼人を学生運動に誘ったのは竜二だ。退屈している隼人の眼を自分に向けるために。自分の居場所を確保するために。
 竜二は隼人の力を借りて、自分がリーダーになろうと思ったことなど、一度も無かった。隼人の片腕としてではなくても、一番近くの場所に居られさえすればそれでよかった。大体、隼人の片腕になれる人間がいるとは思えなかった。ましてや肩を並べられる者などいるはずがない。だから、自分が一番隼人に近しいのだと。
 それなのに。
 隼人がほとんど強制的にゲッターのパイロットを押し付けられたときも、すぐに戻ってくるだろうと思っていた。隼人を縛り付けることができるはずはない。ゲッター線が気にいったのか、研究所に入ってからもまだ余裕があった。知識欲の旺盛な隼人のことだ。楽しんでいるのだろう。それは竜二にとっても喜ばしいことだった。さすが隼人だ。どんどん、大きくなっていく。
 けれど。
 ふと気がつくと、隼人の隣にいつも一人の男がいた。そいつはなんの衒いもなく、ごく普通に隼人の肩を抱く。自分のように隼人を崇めるわけではなく、ごく普通に、まるでただの人間同士のように笑いかける。
 信じられなかった。隼人と対等に立てる人間がいるなんて。だれも対等にはなれないと信じていたから、自分が対等になれないことにも納得していた。誰もなれぬ、だから、自分が一番近いのだと。 それが、崩れた。

 流 竜馬。
 あの男は隼人と同種だ。持っている力や何よりも、あの眼が。
 凛として、揺るぎもなく、強い光を湛えている。
 あの二人は、互いがもっているものを与え合い、足りないものを補い合うようなそんな、生易しいものじゃない。ニヤリと笑って、どんなところからでも必要なものを掴み取るような、貪欲で、強引で、したたかで、それでいてしなやかだ。隼人の隣は俺ではなくあの男のものだ。
 それは決して認めることのできない事実だった。取り返さなければ。そうでなければ、俺の居場所がない。取り戻してやる。血の繋がり、仲間の情、強力な力。なにを用いても、必ず隼人を取り返す。
 それほどまでに、竜二は隼人に侵食されていた。

 百鬼帝国の誘いに乗ったのはそのためだ。他の者たちには、自分達の理想を現実にするためと大義名分を掲げた。だが、あいつらの理想は自分達の富と名声が望みで、あとは暴力を発散させたいだけだ。お為ごかしに綺麗事を唱えても、成しうる力を持たなければ、絵空事にすぎない。
 恐竜帝国や百鬼帝国が現れて、今更何の体制批判だ。皆を率いるのに必要なのは、「欲」と、それを叶える力だ。あいつらには金を与えよう。俺が欲しいものは、ただひとつ------



 リョウはこの3日間、淡々と事後処理をこなす隼人を見ていた。
 あの日、隼人が拉致されたとき、リョウは必死で隼人を探した。生きていてくれ、無事でいてくれと、どれほど願ったことだろう。弁慶から相手は学生服を着ていたと聞き、百鬼兵士でなければ、すぐに殺されることもあるまいと望みを繋いだ。
 数日後、敵と共に現れた隼人を見たとき感じた違和感。隼人の傍らに立つ男。
 おそらく敵のリーダーであるはずなのに、まるで隼人の副官のように見えた。銀行を爆破し、莫大な金を強奪した犯人のはずなのに、その貌に宿るのは欲望ではなく、切望だった。何かに対しての。
 戦いの最中、圧倒的な力を誇示しながら、それでもそいつは隼人の意を気にしていた。本当なら、隼人の話を聞くことなどないのだ。あっさり俺や弁慶を倒し、隼人を改造すれば済む事だ。だがあの男は隼人の了解ばかり得たがっていた。隼人が自分の乗ったゲッターを倒してみろといったとき、その言を受けて隼人をゲッターに返してくれた。
 残念なことに百鬼のやつらに脳波を狂わされて、自分を失ってしまったけれど。
 いとこだ、と隼人が言った。あの男は自分のいとこだ。あとの連中はかつての仲間だ。あいつらを追い詰めたのは、俺かもしれないと。
 ああ、だからか。
 だから、あの男はあんな憎々しげな眼で俺を睨みつけたのか。
 俺には親戚がいないから、「いとこ」という間柄がどんなものかよくわからない。だが、あの男は幼いときから隼人の間近にいたのだろう。余人は知らず、他人を遙かに凌駕する才能を持ちながら、あの無表情・無感動・無関心の隼人だ。血の繋がりだけで付き合えるものじゃない。余程あの男がそれを望み、そばにいても煩がられないほどの知識なり、運動能力なりを身につけたのだろう。それは生半可なものじゃない。あの隼人のことだ。煩わしければあっさり切り捨てるだろう。というより、意識の端にも昇らない。 
 隼人が抜けてからのグループを、少なくともこれまで引っ張ってきたのだ。人を纏める能力もあるといえる。望みが高すぎたのか?だが、あの男の望みは何だったのだろう。自分が一番になりたかったのだろうか。でもそれなら隼人を呼び戻すはずはない。どれほどあの男がサイボーグとしての力を持っていたとしても、隼人のもつ吸引力、あれに敵うはずはない。研究所の人間だって、皆、隼人に一目置いている。頭脳の面だけでなく。少しばかり(?)恐れてもいるけど、アイツはなんというか、安心するんだ。間違わないから。
 だから隼人があのグループに戻ったら、きっとあの男はNo.2の座でしかないだろう。それでもよかったのだろうか。いや、それこそが、望みだったのだろうか。

 「・・・・なんとか助けようと思っちまってな・・・・・もう、狂った鉄くずにすぎん、俺の手でぶっ壊す!」
 狂わせたのが誰なのか、あの聡い隼人が気づかないはずがない。
 また背負うのか。泣けば少しは軽くなるかもしれないのに、なんで変わらぬ顔をする?


 隼人は困った顔をしていた。
 リョウの言い分はわかったが、泣けといわれて泣けるものではないし、第一、泣くのを堪えているわけではない。あのとき、涙が浮かんだのは事実だ。だがそれは、自分の手で竜二を葬る辛さというものより、ここまで竜二を追い詰めていた自分の浅慮に、やり切れなかったからではないのか。涙で癒されるものではないし、別に癒されなくとも良い。あれは俺個人の問題で、しかも過ぎたことだ。もう影響はないし、今想う必要もない。事後処理は終了した。
 だけど、そう言ったら、リョウは怒るだろうな。

 「何か言えよ、隼人!」
 苛立たしそうに詰め寄る。
 『もう済んだ事だ。気にしていなかった。』
 とは、さすがに隼人も口に出せない。リョウが自分を心配して言っていることはわかっている。それに自分の感情が希薄なのを、リョウは気にしてる。いい奴だ。別に構わないのに。
 「俺があいつらに捕まっていたとき、魔王鬼の建造の一端を見ていたのだが・・・・・」
 「あん?」
 「ふつう、人間をサイボーグ化することとは、脳以外の体を改造するのだが、魔王鬼の場合は、部品となる人体を作ってそこに脳を入れているようだった。実際は脳そのものを入れているのか、データ化した記憶を入れていたのかよくわからないがな。少なくとも竜二の脳はそのままだったようだ。あいつは魔王鬼の頭部になるだけあって、部品としてではなく、個体としてもロボット化していた。俺が乗せられていたロボットも、脳をそっくり入れるタイプみたいだったしな。」
 「・・・・・・・それで・・・・・?」
 隼人が急に何を言い出したのかよくわからない。だが、こいつは無駄なことは言わないから、なにか、俺の問いかけの返事なのだろうが。
 「他の奴らは人型から部品になるが、一度部品になると、どうやら人型には戻れないようだった。あの形状では「脳」を守る仕組みにはなっていなかったと思う。やはり、「脳」ではなく、「記憶」だけだったのだろう。
 データ化された記憶は、一度消されればもう何処にもない。狂わされたあいつらを、元に戻す術はない。」
 いとこやかつての仲間を「狂った鉄くず」と呼んだとき、リョウはそれは隼人が自分自身を無理に納得させるため、言い聞かせているのかと思った。だがそれは、言葉どうりだったのか。隼人はいつだって言葉を飾らない。真実だからこそ、あれほど熾烈で揺るがない。
 「だから俺は竜二たちを倒したことを、お前が思っているほど辛く感じてはいないんだ。確かに俺はあいつらを裏切ったことになるのだろう。俺を恨んでいるとも思う。だが、あいつらも、違う道を行く事だってできたんだ。おれはやつらを使って、テログループとしていろいろ計画し実行させた。声明も出したりしたが、それでも裁判になったら「有罪」になるような証拠を残すヘマはしていない。あいつらが知らぬ存ぜぬで通せば、証拠不十分で起訴されることはない。グループを解散して、普通の生活に戻れたんだ。」
 リョウはあっけにとられた。ゲッターのパイロットに指名されるほど目立っていた隼人。過激派集団として名を馳せていたグループなのに、有罪となる証拠ひとつ残してはいなかったのか。誰もが犯人だと知っているのに手を出させない。法の目をくぐる抜け目の無さ、用意周到さ。
 こいつ、俺と同じ年数しか生きてねえよな?というより、ほんとにこいつ、人間か?ツノ、ないだろうな。翼も。尻尾も。
 「何くだらんこと、考えてるんだ?」
 隼人が眉をしかめる。
 「え、えっ?別に、その、なにも」
 おい、まさかこいつ、テレパシーを持っているなんていうなよな。
 「お前は顔に出しすぎなんだ。」
 呆れたように隼人が言う。
 「だけど隼人。お前、とっ捕まっているとき、そんな事考えていたのか。逃げようとか、不安とかなかったのかよ。」
 「敵は皆、サイボーグというよりロボットそのものの力を持っていたからな。いくら俺でも力づくでは逃げ出せない。隙をみようにも、おれの体そのものがロボットの頭部に固定されていたからな。
 改造された場合、どこまで自分の意志どうり動けるか、とか、最悪の場合、どうやったら自爆できるかを知らなければならない。敵の製造過程やモニターなんかを見逃すわけにはいかないさ。」
 「おまえ、自爆も考えていたのか?!」
 「当たり前だ。おまえや弁慶じゃ、俺を破壊できないだろうが。腕ではなく、感情でな。」
 絶句する。
 確かに俺は、死なせるとわかって隼人にビームを放てないだろう。最後の最後には決心するかもしれないが、自信はない。もし出来ても、俺はいつまでもソレを引きずって、それ以上戦えるだろうか。
 呆然としているリョウに隼人は、
 「気にするな。立場が変わればお前だって自爆するさ。同じことだ。多少違うのは、お前はあっさり自爆しても、俺を倒すことは逡巡するだろう。が、俺は自身もそうだが、お前だってあっさり壊してやる。心配するな。」
 「な、そう簡単に壊されてたまるかよ!」
 意地の悪い笑みを見せる隼人に、リョウは思わずくってかかる。そんなリョウを面白そうに眺めながら、
 「俺がこのところ考え込んでいたのは、竜二たちのことではなくて、百鬼の科学力のことだ。」
 「百鬼の科学力?」
 「ああ。魔王鬼の精密さは芸術的とさえいえる。あんな科学力がこの地球にあったとはな。恐竜帝国といい、地球は思っていた以上の、何か、重要な星らしい。」
 「・・・・・・・・まあ、俺は難しいことはわかんねえけど・・・・・・・お前、思ってた以上に冷血漢だったんだなあ・・・・」
 ボソリとリョウ。気に入らない、というより、なぜか悲しい。
 「言ってろ。どうせ俺の記憶は褪せない。いつかヒマになったら、ちゃんと供養してやるさ。」
 平然と応える隼人にはっとする。そう、こいつの記憶は決して薄れない。デジタル画像の写真やDVDの映像のように、鮮明に、正確に、今あったことのように、いつまでも脳に保存されるのだ。良い記憶も、苦い記憶も。そして苦い記憶のほうがより多い。
 「・・・・・・・から、もう寝ろ。」
 出会ったとき聞いた「写真的記憶」のことを思い出していたリョウは、隼人の言葉を聞きそびれた。
 「えっ、何て言った?」
 「おや、すでに寝ていたのか。」
 「違えよ。ちょっと、考え事していたんだ。」
 「慣れないことをすると、知恵熱がでるぞ。」
 「うるせえ!俺はガキじゃねえ!」
 赤くなったリョウに、クスッと笑って
 「以前話していた、新しい武器が完成したんだ。明日、さっそくテストするから、もう寝ろって言ったんだ。」
 「新しい武器?」
 「そうだ。使いこなすまで、多少時間がかかるかもな。俺も訓練を優先するけど、お前には弁慶の特訓も頼まないと駄目だろうな。
 一撃必殺はいいが、失敗するとこっちが大ピンチに陥ってしまう。かといって、攻撃力を減らすことは百鬼相手には通じないからな。頼りにしているぜ、リョウ。」
 普段の隼人からはめったに聞けない褒め言葉と、何よりも、穏やかな声と表情が嬉しかった。ああ、こいつは傷ついてはいないんだな。少なくとも、無理に自分を押し殺しているわけではないのだ。それならいい。今は。
 「よおし、明日はやるぞーー。なあに、どんな武器だって、すぐに使いこなしてみせるさ!!」



 リョウが自分の部屋に戻ったあと、隼人は少し考える。竜二のことを。
 幼い頃、隼人に連いて来れず、時々泣きそうな顔をした竜二。誰も自分についてこれる者はいなかったから、竜二が連いて来れなくても、別に何とも思わなかった。何故か自分は、人とは違う、はっきりいって、人より格段優れた才能を持っていたが、なにも苦労して得たわけではない。ただ最初から持っていたのだ。だから竜二が自分に近づこうと必死に努力して、それでも果たせなくても、あいつを蔑んだことはなかった。ただ、それを竜二に伝えることをしたかというと。
 死後の世界というか、死んだ後、意識がどこかに集まるか消え去るか、それは知らない。知らないから、「ない」とも言い切れない。もし死んだ後に意識が会えるなら、伝えたい言葉はある。



                    *



      考古学の権威マキシム教授を、ひとりの漁師が訪ねて来た。
      嵐に遭って避難した洞窟で、古代の遺跡を見つけたと・・・・・・・



              
           *  *  *  *  *  *




 隼人好きにはかかせない(?)魔王鬼編です。偏愛すぎるので、書かないほうがよいかと思って我慢していたのですが。(やっぱり好き!)
 でも、欲眼ではなく、(いや、欲眼かなあ)原作(コミック版)ではどうしても隼人の言動が目立っていると思いませんか?特にゲッターロボG。
 真ゲッターではリョウがゲッターの何かを見て、隼人を置いていってしまいましたが。
主役はリョウで、こき使われ続けるのは隼人。まあ、そのせいか、割とチームのNo2は多方面に高い能力を持っているようです。参謀役ですしね。
 個人的に隼人が大好きなのですが、何よりも書き易いんですよ。無理かな〜〜って思う設定でも、「天才」の一言で誤魔化せますので。(オイッ!)
                かるら  (2005.3.20)