ルシフェルの微笑









 リョウが「隼人の校舎」へ隼人を迎えに行ってから2ヶ月が過ぎた。
 当初、研究所の所員の大半は、少なからずビビっていた。何しろ、大臣暗殺も企てる革命グループのリーダーである。頭のキレが性格のキレに比例しないとはいえないし、第一、印象がひどく冷たい。冷淡、というのでもない。「冷淡」とは一応、相手があって使う言葉であるが、隼人の場合、とりあえず「人」は記号であるらしい。研究所の所員は皆、年上であるから、隼人の言葉づかいは丁寧である。リョウと違ってタメ口をきくことはない。それでも皆、隼人との会話が終わるとほっとするのであった。
 ひと月もすると、だいぶみんなも慣れてきて(もともと変人、もしくは変人の傾向のある早乙女研究所の所員である。)親しくとはいえないまでも、会話で疲れないようにはなってきた。そうなると、隼人はかなり役に立つ人間だった。第一、早乙女博士の助手ができる。スカウト理由はリョウと同じ、ゲッターのパイロットではあるが、運動能力もさることながらIQ300という超越した頭脳を持つ。リョウより2ヶ月ほど遅れた訓練も、すでにリョウと同じ内容になっており、訓練以外の時間は早乙女博士の助手をしていた。早乙女は世界的な大科学者であるが、天才にありがちな狂気といった風情に、他の所員は尊敬すると同時に恐れてもいた。ましてや人類の存亡を賭けた戦いが始まった今、現実は綺麗ごとですむものではなかった。しかし、頭では解っていても、人はなかなかついていけるものではない。所員全員、自分の命を惜しむ者などいなかったが、他人の命を犠牲にできるかといえば、答えは「否」だ。早乙女は、必要とあれば生命の重みに優劣をつけることができた。そして隼人もまた。

 大雪山で発見された原始人を、もとは人間だとわかっていながら、さっさと生体解剖できた早乙女と、実験モルモットとして捕らえられていた人々を躊躇なく殺せた隼人。(実際は助けようとしたが、その理由は早乙女の恐竜帝国の基地を惜しむためだった。それは失敗したが。)
 やむをえないことだ、正しいことだと、誰もが納得したことではあるが、それでもやはり、所員の2人を見る目には怯えが含まれていた。リョウは、その思いのすべてを、敵に対する闘争心に変えることができたのだが。
 リョウは、ゲッターのパイロットに選ばれたことに、何の不満もなかった。もちろん、はじめは反発したが、それは意味がわからなかったからだ。今は、ゲッターのパイロットになれたことが嬉しい。敵を倒すのに必要な力が手にはいるのだから。いくら空手が強くても、素手でメカザウルスにかなうわけがない。ゲッターに乗らなければ無意味に殺されるところだったのだ。
 それに、隼人に会えたことも嬉しい。自分と対等に殴り合いの出来る相手は、今まで父親以外いなかった。それに父親は自分の夢をリョウに押し付けて鍛えていたとも思えたが、隼人との格闘は、今まで持ったことのない「楽しさ」という感情を与えてくれた。
 重く暗い鍛錬ではなく、「これでどうだ?これならどうだ?」という開放された格闘は初めてだった。新たにメンバーとなった武蔵のおおらかな性格にも影響され、リョウは、よく笑うようになった。「ガキのようだな。」と隼人に評された笑顔。戦いの最中、絶対絶命のピンチ。その笑顔は狂気を秘めてなお、屈託のない明るさだった。


 リョウと隼人は訓練を終えて食事に行くところだった。武蔵はまだ、ゲッターの操縦法をマスターしておらず、ひとりだけ特訓されていた。本人はそれすら嬉しそうで、嬉々としているが。
 「あ、あの、神さん・・・」
 ためらいがちにかけてきた声に振り向くと、リョウ達より3つくらい年上の所員が立っていた。
 「あ、あの、すみません、僕はあの・・」
 気弱そうなこの所員には、隼人のイメージはまだまだ恐ろしいものらしい。
 「資材部の田中さんですね。何の御用ですか。」
 全く表情をかえぬまま、隼人が尋ねた。
 「あ、はい。あの、神さんのパイロットスーツなんですが、ご自分のライデイグスーツを使われるとのことですが、あの、替えの強化スーツの材質はこれなんですが、あの、よろしいですか、その・・・・」
 「ああ、いいですよ。充分です。」  事務的、というお手本のような声で隼人が答えると、
 「あ、そうですか。わかりました。失礼します。」
 ほっとした様子も明らかに、そそくさと走り去って言った。
 「おい、隼人。」
 「なんだ」
 「おまえ、いまの奴、知っているのか?」
 「?」
 「いや、いま、ちゃんと名前、呼んでいたじゃねえか。」
 自分には全く見覚えのない所員を知っていることが、ちょっと不思議だった。俺のほうが、早くからいるのに。
 「研究所に連れて来られたとき、ひととおり紹介受けただろうが。」
 平然と答えているが、紹介ったって、バンとドアを開けて入っていって、そこにいた人達がそれぞれ「○○です」「○○です」と次々に名乗ってくれただけだ。覚えられるはずがない。300人ほどいるのだ。事務室でも、整備室でも、格納庫でも研究室でも、とにかく所内の案内のついでに紹介されたようなものだ。たしかこいつはIQが300あるって聞いたが・・・・
 「いいなあ」
 リョウはすなおに思った。
 「俺は、物覚えがあまりよくねえからな。うらやましいぜ。どうやったら、そんなふうに覚えられるんだろうな。」
 隼人はちょっと考えるように黙った。
 リョウは最近、気がついたことがある。
 隼人と訓練を始めるようになって最初の頃、隼人の運動能力が自分と等しいことに驚いたが、それよりも性格だ。こいつは急進派の革命家にふさわしく、冷静で冷血で、陰険で、わがままで、天上天下唯我独尊って奴だと、しみじみ思った。いや、確かにいまもそう思ってはいるが、それでも不思議なことに隼人は尋ねられたことに対しては、けっこう真面目に答えてくれる。(小馬鹿にした眼のオマケつき、ってことはしょっちゅうだが)
 隼人の率いる新革派が、他の学生グループが抑えられ、解散していくなか、大臣暗殺まで企てられる統一性をもっていたのは、隼人のやり方が単に恐怖だけではなく、メンバーのすべてを心酔させていたからなのだろう。そう考えると、隼人の話し方は、確かに人を惹きつける力をもっているようだ。けっして大きな声ではない。深みのある、といったほうがいいだろう。博士や他の所員と話している内容は、リョウにはさっぱりだが、側で聞いていて心地よいとは思う。
 「リョウ、お前、食堂の後ろにある自動販売機で、よくスポーツドリンク買うだろう。」
 突然、隼人が言い出した。
 「あ?ああ、それが何か?」
 何の脈絡もないことを尋ねられ、リョウは少し戸惑った。
 「あそこには5台並んでいるが、お前のよく使う、右から2番目の機械に入っている商品を、上から順に言ってみろ。」
 ますます面食らったが、別にからかっているわけではないらしい。
 「そんなこと言ったって・・・えーと、確か一番上は左からコーラがいくつかと・・・緑茶、いやウーロン茶だったかな。2番目の段はスポーツ飲料が3種類ほどあったっけ。あ、ジュースもあったような。いや、ジュースはとなりの機械だったかな。下の段はコーヒーばかりだと思うけど、違うか?」
 ちょっと不安そうに尋ねるリョウにふっと笑って、
 「1番上はダイエットコーラが2本、つぎにレモンの入ったやつが1本、普通のコーラが2種。ウーロン茶2本、緑茶3種。2段目はお前がよく飲むスポーツドリンクが2本、ちがうやつが2種。水が2本、栄養剤が3種4本。3段目は無糖コーヒーが2種3本、甘さひかえめが2本、紅茶とレモンテイがときどき入れ替わるが合わせて5本だ。」
 「お前、そんなことまで覚えているのか?」
 すごい、というより呆れて問うと、
 「写真だ。」と、ひとこと。
 「写真?」
 「そうだ。おれの記憶は、言ってみればカメラやビデオのようなものだ。お前だって、自動販売機を写真に撮って、それを見ながらなら、何がどこに何本入っているか、すぐわかるだろう。」
 リョウは唖然とした。『すごい』とも思ったが、同時に『ズルイ』とも思った。なんて得なヤローだ・・・
 「そんな人間、いるんだぁ・・・やっぱりIQか・・・・」
 「そうでもない。」  本当にこいつは無愛想な言い方をする・・・
 「俺のような記憶力をもっている人間は、実際そう少ないわけではない。」
 「え?でも、そんなにいないだろ。聞いたことないぞ。」
 「問題は記憶ではなくて分類だ。たとえば、お前に10日分の記憶写真、1日を20枚として200枚渡し、8日前の午前11時の写真を探し出せ、といってもすぐには見つけられないだろう。実際は次々と新しい記憶が増えてくるし、1日分はもっと多いからな。」
 リョウは目の前に大量の写真がドサッと置かれ、次々と上から降ってくるイメージが浮かんだ。
 「わっ、つぶれる!」   窒息しそうだ。
 「だから、ふつう人前で現われるのは、直前の記憶、つまり定期テストの点数がずばぬけていいが、普段はそれほど目立たないというふうだ。」
 いわれてみればそういうやつ、いたような気がする。テストの点はすごくいいが、応用になるととまどっている奴。
 「あと、人の顔を覚えるのが得意だとか、電話番号や車のナンバーを一目みただけで忘れない、といったような特技となっている。何か方向性を持たせないと、今のお前みたいに窒息しそうになるし、現在と過去の区別がはっきりしなくなるからな。」
 記憶が褪せないということは、時間的にも区別がつきにくいのか。
 「でも、お前は大丈夫なわけだ。」
 「俺は記憶を即座に分類、ファイル保存できるからな。」
 こういうことは当たり前のことであっても、あまり平然と言われると、ちょっと悔しい。
 「やっぱり、なんかズルイぞ、そんな能力。俺も欲しいな。トレーニングとかで身につかないのか?」
 「あまり聞かないな。他の記憶術というものはあるが別物だ。それにこんな能力、おまえはきっと使いこなせない。」
 「なんだと、馬鹿にするな。俺だって、そんな力もっていたら、それなりに!」
 むきになってきたリョウを蔑むわけではなく、ちょっと困った眼をして
 「リョウ、お前、この前の大雪山の『人間虐殺研究所』を覚えているか?」
 「なに、急に言い出すんだよ。忘れるわけねえだろ・・・・」
 忘れられるはずがない。恐竜帝国の奴らに捕虜になった人々が、いかに大量の人間を簡単に殺せるかの実験材料として残虐な目に合わされ、殺された・・・・
 「お前はあの場所に入ったとき、何を見た?」
 「何って、いくつものカプセルの中に入った人間の脳やちぎれた体。ガラスの部屋に閉じ込められた何人もの人々・・・」
 苦しそうにリョウは思い出していた。助けられなかった、あの人達・・・
 「カプセルの中の頭部だけの人間は15体。胴体付きが28体。ガラスの部屋の中には25人。そのうちすでに死んでいたような人間は4人、こどもが、」
 「隼人、貴様!!」
 思わずリョウは殴りかかった。その拳をさっとよけて隼人は平然と立っていた。
 「隼人、お前、あんな時、そんなことを数えていたのか?!」
 あの悲惨さを前に、残酷というものではない。リョウは心底腹をたてた。
 「数えていたんじゃない。言っただろ、写っているのだと。」
 顔色ひとつ変えずに言う。落ち着いた声で。
 「あれも記憶だ。映像を、選り好みするわけにはいかない。」

 
 ショックだった。リョウはこれまでにない衝撃を受けた。あれほど残酷な現実を、映像だと言い切ること自体信じられないが、それよりも無表情に語れる隼人の性格に不安を感じた。あの地獄のような有様を、正確に思い出してなお、平然としていられるのが。
 共に命を賭ける仲間としてやっていけるだろうか。今までこんな事思ったことなかったのに。
 隼人を迎えに行って初めて会ったときから、何か自分と通じるものを感じた。自分と同等の強さのほかに、同じ“狂気”のようなものを。他とは相容れない何か特別な、だがそれこそが、お互いの『礎』であると、間違いのない“何か”
 錯覚にすぎなかったのだろうか。

 『まったく、もろに顔に出るんだな。』
 目まぐるしく移るリョウの感情が、隼人には手にとるようにわかった。たどり着いた不信感も。
 いつもなら面倒くさくて放っておくのだが、ゲッターはチームワークが大事だし、何よりリョウの真摯な目に戸惑った。
 「嫌なことを忘れるのは難しい。それがあれほど残酷なものならば特にな。だからたぶん、お前はあの記憶を薄めるために、一種の覆いをかけたんだ。“怒り”という。」
 「怒り?」
 「そうだ。恐竜帝国に対する激しい怒り、憎しみがヴェールとなって、あの悲惨さが少しでも負担にならぬよう、お前を守っているのだろう。あの場面を思い出すと同時に怒りがよみがえり、映像が交代する。」
 いわれてみればそうかもしれない。あの時点ですでに激しい怒りが俺を立ち直らせた。
 「お前もそうなのか?お前も怒りが覆いに・・・」
 「ならない。」  
 ・・・・・本当にこいつは・・・・
 「俺の場合、怒りもまた独立したファイルだ。だから俺は事実を付記するだけだ。」
 「事実?」
 「そうだ。あの人達は死んでしまって、もう、あれ以上は苦しまない、という、な。」


 見たくないものを塗りつぶすのと、これで終わりとピリオドを打って保存するのと、どちらがいい方法なのかリョウにはわからなかった。だが、確かに自分は隼人のような能力を、使いこなすことはできないだろう。隼人が困った顔をした理由がわかった。俺ならあんなシーン、いつまでも褪せずに繰り返されたら狂ってしまう。覚えるよりも、忘れるほうが難しいなんて、今まで思いもしなかった。
 「お前はそれで平気なのか?」
 つい、口に出た。平気に決まっているだろう、隼人だから。だけど、平気であることが、なおさら哀しいことのように思えた。
 「別に、昨日今日、身についたものじゃないからな。呼吸するのと同じようなものだ。」
 そして、今まで親切に説明した反動のように冷た〜い笑いを浮かべて言った。
 「それに結構、この能力も気にいっている。下手に覚えの悪い頭と替えるつもりはないな。」
 暗に何を言っているのか、リョウにもはっきりわかるような、せせら笑い。
 「何だと!人非人の頭と比べてほしくねえな!」
 「役に立つ頭のほうがいいと言ってるだけさ。」
 「俺の頭だって、役に立ってるさ!」
 「ああ、そうだな。お前が必要とする程度にはな。」
 いつ、手をだそうかな〜というやり取りのあと、派手な音が響いた。


 「あー、腹へった、腹へった。」
 どかどかと武蔵が走ってきた。1時間の特訓が終わって、さあ、食堂へと向かうと、廊下に人だかりが出来ている。
 「どうしたんだよ。」
 ちかくの所員に聞くと
 「あ、武蔵さん。大変なんです。リョウさんと隼人さんが」
 人をかきわけてのぞくと、2人の大立ち回りが通路の先、階段の踊り場で繰り広げられている。こんな狭いところでよくあれだけ動けるな、というくらい、縦横無尽に拳を繰り出し、蹴り上げる。
 「今日はおいらのために合体訓練ばかりで、格闘演習ができなかったからなあ。」
 武蔵はつぶやくと器用に2人の間をとことことすり抜け、振り向いて、
 「おいら、腹へったから先にいくぞ。」
 急いで行ってしまった。
 「武蔵が先にめし食いに行くと・・・・」
 対峙したままリョウが言う。
 「俺たちの分はあぶないな。」 と隼人。
 「行くか。」
 「うむ。」
 何事もなかったかのように歩き出した。残った所員たちは顔を見合わせ、明日から絶対、格闘演習をいつも訓練にいれてもらわなければな、と思った。ずいぶんヒビの入った壁を見ながら。


 リョウは先を歩いている隼人の背中を見ながら思った。
 こいつが傲慢で、自分勝手で冷酷なのは、単に頭のいいのをひけらかしているからかとも思っていたが、そんな軽いものじゃなかったんだ。1歩間違えば発狂しかねない能力を、こんなにコントロールできるなんて。よほど強固な意思がなけりゃ、力に飲み込まれてしまう。すごいな。それにこいつにもけっこう思いやり(もどき)がある。俺には無理だろうと言った時のあの眼。ちょっと辛そうな、やさしそうな。
 でも、こいつの中では俺もひとつの写真なのだろうか。それは嫌だな。絶対いやだ。俺は、こいつのファイルから溢れてやる。きちんと整理している隼人のまわりであふれかえって、飛び跳ねてやる。俺とこいつは根本的なところでは違うだろう。だけど求めるもの、というか、行き着くところは同じような気がする。きっとこいつとは永い付き合いになるだろう・・・・・
 
 隼人は久々に、面白いな、と思った。自分が常人をはるかに超える能力を持っていることはわかっていた。だが、それを使うべき場所を持たなかった。その気になれば数十年後、財界や政界を牛耳ることもできるかとも思っていたが、そんな気はおこらなかった。欲しいものがないのだから仕方ない。学生運動さえも、退屈を紛らわすだけの手段だった。でもここは面白い。持てる力すべてを出してなお、勝利は不確かだ。闘志、というものが、自分にもあるということに驚いた。生と死のあやういバランス。プラスにするために必要な“仲間”という存在。
 「当分、これほどのオモチャは手放せそうにないな。ゲッターも・・・・リョウも。」
 にやり、と笑った。


 そのとき、正面から隼人を見た者がいたら・・・・・きっと凍りついただろう、ルシフェルの微笑みに。
 




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 ルシフェルというのは、いうまでもなく魔王サタンのことです。かつては最も神に愛された天使、光を掲げるものと呼ばれし天使です。(ダンテ「神曲」より(永井 豪先生作))
 でも私は『デビルマン』も好きなので、サタンが悪いとも思えないんです。サタンの方が正しかったのかもしれないと思ったりして。いずれ、サタン…飛鳥了のひとりごと・・・って書いてみたいなあ。やめたほうがいいとも思うけど。きっとくどくなる。
 あ、ルシフェルがお気に召さなければ、お好きな名前を入れてください。古今東西、はたまたお知り合いの方、この人の笑いには凍りつくーーという方がいらっしゃれば。
 この時点の隼人は、まだまだ狂気を秘めておりません。前面に出しております。隠してばかりじゃつまらない。
 ところで「写真的記憶」って聞かれたことありますか?私は本で読んだのですが、どういう書名だったか忘れて、きちんと名称が書けませんでした。すみません、うろ覚えです。
 こんな能力、すごくうらやましく思ったので、マイナス面もないとズルイと強く感じた次第です。いやな性格ですね。
 だんだん本性が現われてきた<かるら>です。縁を切るなら今のうちですよ。
               2004.6.27





        PS:吉村達也 「樹海」参考